耐震診断の費用


RC造(鉄筋コンクリート造)
耐震診断の費用の目安は、建築物の大きさ・形状等により異なりますが、

 

簡易診断であれば40万円~100万円程度です。

一次診断であれば50万円~200万円程度です。

二次診断であれば延べ面積に対して700円/㎡から2,300円/㎡程度です。

三次診断であれば延べ面積に対して700円/㎡から2,800円/㎡程度です。

耐震診断は建物が大きくなればなるほど診断費用は割安になります。逆に建物が小さいと診断費用は割高になってきます。

また簡易診断とは既存の構造図を元に再度構造計算してやる事をいいます。

一次診断は既存の構造図を元に建物の強度を検討します。

二次診断は精度の高い診断方法となります。基本的にRC造の耐震診断で用いられ、診断後に耐震補強や補助金を利用する際には2次診断を行っておく必要が有ります。現場調査やコア抜き等を行い耐震診断を行います。

三次診断は主に鉄骨造の診断に利用され精度の高い診断となります。

図面がない場合

RC造(鉄筋コンクリート造)の建物で構造図が無い場合は図面復元費用が上記に追加でかかります。現地調査で場合によっては柱や梁を斫って配筋の太さや間隔、被り厚さなどを調査しなければいけません。耐震診断と同じくらい費用がかかる事も多く物件ごとにまちまちです。

耐震補強工事にかかる費用の目安


耐震補強の費用の目安は、耐震診断と同様に設計図の有無や建築物の形状、築年数等により異なりますが、耐震診断を行って、現在の建物の強度が分かると耐震補強にかかる費用の概算を出すことが出来ます。つまり現在の建物の強度によって耐震補強する費用は大きく変わって来ます。

総延べ面積に対して、20,000円/㎡程度です。

現在の強度の低い建物ほど、補強しなければいけない箇所が増えててきます。逆に古い建物でも、ある程度の強度のある建物は、補強する箇所が減り、費用は抑えられます。建物の規模が大きくなればなるほど補強費用の単価は割安になります。逆に建物が小さいと補強費用の単価は割高になってきます。
また旧耐震の建物で有っても比較的低層の建物(1~2階建)程度なら耐震診断結果より強度がありほとんど補強しなくていい場合もあります。

耐震補強工事と合わせて内外装の改修工事や設備機器のリニューアルを同時に行うことにより、個別に改修工事を行うよりも料金・工期とも低減できることがあります。

弊社で行う仕事


1、高精度の耐震診断を行う 
耐震診断の結果より必要な場合は概算工事費、補強案の作成が可能です。ビル、マンション、等の比較的規模の大きな建物を得意としています。

 

2、最適な耐震補強設計をする。
高精度の耐震診断を元にして、最適な工法で最適な箇所を耐震補強設計します。 

3、補強工事会社を選定する。補強工事現場の監理。
補強工事を実施する優良なゼネコンの選定、入札等を実施しています。診断から補強まで全て一括でゼネコンに任せるより費用が落とせます。
 

 工事着工後は、建築士が、補強工事の現場監理に行き、図面通り施工されているか確認します。良い工事が出来るようお客様の立場で工事監理及びゼネコンとの交渉を行います。

補助金等について


都道府県、市区町村により耐震診断、耐震補強の補助金を交付しています。またRC造(鉄筋コンクリート造)S造(鉄骨造)木造などの構造種別、ビルやマンション、住宅などの用途によって補助金額も変わってきます。それらは各市区町村のホームページで確認できます。

補助金を交付してもらうには東京都の緊急輸送道路を除きほとんどの役所で評定(第三者機関のチェック)が必要となります。

弊社で補助金申請の手伝いもしておりますので気軽に料金をお問い合わせください。

また所得税、固定資産税、法人税の税制優遇措置もあります。