構造図の無い建物
耐震診断を行う際、古い建物は構造図の無い建物が多々あります。構造図が無い場合、鉄筋の太さや本数等、構造の図面を確認できないので正確な2次診断を行う事が困難になります。その場合コンクリートをはつって柱や梁に入っている鉄筋の本数や太さを見る必要が有ります。またはつったコンクリートは再度埋めてやる必要があります。その作業が全ての柱に必要になってくるのでその場合は建物の規模が大きい場合数百万単位で追加費用がかかって来ます。その結果を元に再度構造図を書き、そこから耐震診断してやる必要が有ります。
また構造計算書が無い場合は、建築当初どのような形で構造計算をしたか確認するだけなので問題ありません。もちろん有った方が宜しいのですが、耐震診断をもう一度行い再度構造計算してやる事になるので追加での費用はかかりません。